「・・・・・」 乃乃の教室まで来て、戸口で無言で立ち尽くした。 俺の背後から中を覗いた小吉が「あらら」と呟く。 その呑気な声さえなんか癪に障る。 乃乃と前の席の男が会話に盛り上がっていた。 乃乃の机に身を乗り出すようにしてる前の席の男 多分、話題の転校生だな。 整った顔立ちの元気溌剌、爽やか系。 ・・・なんかいらっとくる。 きゃーきゃーと騒ぎだした周囲のオンナの声で、乃乃がようやく俺の存在に気付いた。 「あ。律―っ♪」