昼休みになり教科書を片付けていた俺の元へまた小吉がノコノコやってきた。
「なーなーなー。聞いた?見た?知ってる?」
「聞いてない。見てない。知らない。ウルサイ。」
俺は今それどころじゃねぇ。
そんな俺の悩みに小吉が気付く様子もなく、楽しげに話しだした。
「今日転校してきたヤツのコト!雑誌モデルでさ、格好イイらしいじゃん。女子が騒いでたけど。乃乃ちゃんのクラスだよね。」
「あそ。知らん。」
それだけ言い捨てて立ち上がる。
「あれ?また今日もお迎え行くん?」
「どーでもイイだろ。それよりオマエは何故ついてくる。」
「えぇ~?転校生見にいこうかと思って。ついでにオマエのカノジョにご挨拶♪乃乃ちゃんに俺のコト、大親友ですって紹介してくれて構わないぜっ!」
「ウザイ。」
冷たく切り捨てて、乃乃の教室へ向かった。
大体、何でオマエはヒトのカノジョを乃乃ちゃん呼ばわりしてんだ。
馴れ馴れしい。
それより、転校生だ?
んなの聞いてねぇし!


