「ともかくオマエ、彼氏欲しいんだろ?」
「え?・・・・うん。」
「携帯だせ。」
「は?」
睨まれて慌てて言うとおりにした。
赤外線通信でメアドの交換。
「何年何組、名前。」
「ふへっ・・・1年B組、森丘乃乃。」
取り調べか!?
威圧感を伴った質問に、私は取調室のコソ泥にでもなったような気分で焦って答えた。
メアドに私の名前を加えた王子様が「よし。」と顔を上げる。
「コレで今からオマエは俺のカノジョだ。手始めに早速今日の放課後一緒に帰るか。授業が終わったら迎えに来い。」
「は?え?あの?」
私がもごもごと口籠っている間に、王子様は用件は済んだとばかりにちゃっちゃか去って行った。
・・・・・・・。
王子様、顔はイイケド、ちょっと性格悪い?
・・・・というか、私、
王子様の名前知らない・・・・。


