ありえねぇだろ。
ありえねぇ。
「えへへ。もう、あのヒト達も私に危害加えないと思うけど。心配して迎えに来てくれる律は優しい彼氏さん~♪」
俺の迎えがそんなにうれしかったのか、俺の隣で有頂天でヘンな鼻歌を歌っている乃乃。
スキップ紛いの足取りにアホ毛がぴょこぴょこ跳ねる。
・・・・見るからにアホそう。
コレを俺がスキ?
ありえねぇよ。
「・・・ケーキ、喰いにいくか?オマエ、前、ケーキバイキングどうこう言ってただろ?」
「え!?ホント!!行くっ♪」
入ったカフェで、テーブルに乗りきらないほどのケーキを食いまくる乃乃を、俺はコーヒーを呑みながら観察する。
・・・・ありえねぇ。


