「あれ?」
視聴覚室を抜け出して、そこに立っていた人達に目を見開く。
メグちゃん、リコちゃん、佑介先輩。
「どしたのみんな。」
私の質問に三人は微妙な顔を見合わせ、代表みたいに佑介先輩が答えた。
「や、乃乃ちゃんが知らない子に連れて行かれたって聞いて、慌てて追っかけてきたんだけど・・・役はなかったみたいだね。」
そう言って視線を向けるのは律で。
律はにこっと王子様スマイルを浮かべた。
「ご心配かけてスミマセンでした。でも、僕達のコトですので僕がなんとかしますからお気遣いなく。」
「てか、もう乃乃に聞いて本性知ってるし。今更その猫かぶり王子やめたら?」
「・・・・。あ、そう。」
チラッと私を見下ろす律の目が怖い~。
言っちゃダメだったのぉ?
でも言うななんて言われてなかったし!


