真っ赤な顔で目を泳がせていた乃乃は、唇が触れたトコロを撫でながらそうっと視線を上げた。






「あのぅ・・・もっとなんというか、恋人同士みたいなヤツがイイなぁ、なんて。」



チッ、図々しいヤツ。


内心思いつつも、にこっと笑顔を返してやる。





「してやるよ?俺の満足するよーな弁当が作れたらな。」


「わ、分かった!ガンバルーっ!!」





途端に鼻息も荒く息巻いた。




ホント、

単純で助かるわ・・・。