乃乃に指定された場所に行った俺は暫く立ち尽くして呻いた。
「・・・・まーな。俺が人目につく場所って指定したんだけどな・・・。」
それは勿論、カノジョの存在を周囲にアピールするためだ。
そして向かったのは中庭。
確かに校舎に囲まれてて、テラスからも良く見えるし、木とか芝生が植わってっから弁当食うには絶好だ。
アイツもチッとは頭使えるんじゃん。
偉い偉い。
なんて思ったのも束の間。
脇にあるベンチを無視して、なんもねぇド真ん中にシート広げてやがる。
業と見せつけてます!と言わんばかり・・・
俺が悪いのか?
『極ナチュラルに』という一言を付けくわえなかった俺が悪いのか?
命令を全うしたゾ!褒めて褒めて♪
みたいな顔で待ち構えてる乃乃にガックリ肩の力を落とした。


