「す、みません先生ぇ・・・保健室、行きたい」
「お?森丘、顔色悪いな。ダイジョーブか?」
コクンと頷いてよろっと立ち上がる。
「・・・じゃあ、僕が付き添いましょうか?」
ヒロ兄・・・・っ。
先生にそう申し出たヒロ兄に、どくどくと心臓が嫌な音で奔る。
やだ、今はヒロ兄と一緒にいるの・・・・。
「先生。僕ココ分かんない。」
「あー私も教えてほしいですけど!」
不意に手が上がってそう言ったのは遊人、そしてメグちゃん。
それに続くようにリコちゃん。
「では、榎木先生は授業の方を続けてらして。なんでしたら、私が乃乃に付き添いますから。」
あ・・・ありがと、みんな。
理由は知らない筈なのに・・・・
何故か、助けてくれた友人。
「大丈夫、デス。私一人で行けますから・・・・」
ヒロ兄が戸惑った隙に、私はそれだけ言い捨てて、教室を抜け出た。


