カノジョのお仕事★


「す、みません先生ぇ・・・保健室、行きたい」


「お?森丘、顔色悪いな。ダイジョーブか?」





コクンと頷いてよろっと立ち上がる。





「・・・じゃあ、僕が付き添いましょうか?」





ヒロ兄・・・・っ。





先生にそう申し出たヒロ兄に、どくどくと心臓が嫌な音で奔る。


やだ、今はヒロ兄と一緒にいるの・・・・。






「先生。僕ココ分かんない。」

「あー私も教えてほしいですけど!」




不意に手が上がってそう言ったのは遊人、そしてメグちゃん。

それに続くようにリコちゃん。





「では、榎木先生は授業の方を続けてらして。なんでしたら、私が乃乃に付き添いますから。」





あ・・・ありがと、みんな。

理由は知らない筈なのに・・・・
何故か、助けてくれた友人。






「大丈夫、デス。私一人で行けますから・・・・」




ヒロ兄が戸惑った隙に、私はそれだけ言い捨てて、教室を抜け出た。