「リッツ、冷た~い。王子様キャラどこいったぁ?」
そんな声を上げて後ろから追いついてきたのは小吉。
ぱったぱったとコミカルな足音を響かせて俺の横に並ぶ。
「別に・・・・素じゃねぇだろ。」
「んん。素ってわけでもネぇけど。前の王子様はもっとこう、童話の中の王子様~なカンジ?今の律は王子様は王子様でも氷の王子様ってカンジだぜ?」
「・・・・そうかもな。」
素をさらけ出すのもメンドウ臭いけど、
以前みたいに愛相振りまくのもメンドウで、
王子様自動操縦・・・
みたいな?
てかさ・・・
なんか笑えねぇんだよ。
前なら簡単にやってのけられたこと、今はしようという気も起らない。


