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乃乃と別れて数日が経った。
一人で学校まで来ると、俺の靴箱の前に知らねぇ女の二人組。
俺の姿を見て赤い顔で逃げるように去って行く。
俺はチラッと靴箱を見て
「待って―――」
女達を呼びとめた。
靴箱に入っていた手紙を持って立つ俺に女が意を決したように赤い顔を持ち上げた。
「あの・・・スキ、です。彼女さんがいたから諦めてたんだけど、別れたって聞いたから・・・・それで、あの気持ちだけでも知ってもらいたくて。」
「悪いけど、君と付き合う気ナイから。これもイラナイ。」
それだけ言って、相手の返事も待たず、手紙を押し付けて、その横を通り過ぎた。


