カノジョのお仕事★



一瞬、何を言われたか分からなくて、茫然としてしまう。




言うだけ言った乃乃が、くるっと身を翻した。





は・・・・?

ちょっと、待てよ・・・・。






「おいっ・・・ちょっと待て――――

「っ、や・・・・・!!」





ばしっと音がして、




反射的に掴んだ腕が振り払われた。


乃乃は一度も後ろを振り返ることなく屋上から消えた。

まるで俺から逃げるみたいに・・・・。



俺に残ったのは掌の後味の悪い消失感だけ・・・・





振り払われた時の光景だけがやけに鮮明に浮かんだ。











俺に触られたくない―――て、



俺に触れられる事を全身全霊で拒否した俺のカノジョ。