「これを見たら、彼はきっと許してくれないね。」
胸に散らばる無数の赤い痕。
こんなの見たら律、怒る。
怒る・・・?
ううん、
こんなカノジョもういらないって言う―――・・・
「や・・・お願いヒロ兄っ、律に言わないでっ!」
「じゃあ、彼に別れるって言って?」
「・・・そんなぁ。」
「消えるまで待って何食わぬ顔でカノジョ続けようとか、ズルイコト考えちゃダメだよ?消えたら何度でも付け直してあげる。彼と別れるまでね。」
悲しいホド真剣なヒロ兄にもうそれ以上イイ募る言葉もなくて・・・
私はただ涙を流しながら茫然とその場に座りつくした。


