カノジョのお仕事★








「・・・ごめんね、乃乃。だけど俺の気持ちも分かってよ。」





とっても辛そうで悲しそうなヒロ兄。


私まで釣られて悲しくなっちゃうケド・・・


プルプルと首を振る。


だって、
私だってこれだけは譲れないんだ。






「ゴメンヒロ兄・・・ダイスキだけどお兄ちゃんとして、だよ?私は律のカノジョだもん。律のカノジョがいいの。」





僅かに目を眇めたヒロ兄は、緩く首を振った。






「乃乃はもう、彼のカノジョには戻れない。」








「え?・・・・ど、どうして?」





そっと伸びてきた手にビクッと竦み上がる。



胸元に触れた指を恐る恐る見下ろし、






ズキッと心臓が跳ねた。