「・・・乃乃っ!」
廊下を足早に近づいてきた足音に、はっとして顔を上げると
「律っ・・・・」
律の姿を見たら気が緩んで
私は泣きじゃくりながら律に飛びついた。
「オマエは?怪我は?」
「私はっ、ダイジョーブだよ。だけど、ヒロ兄が・・・ヒロ兄が・・・」
分かってるというように律は私をぎゅっと抱きしめて背中を優しく叩いてくれる。
「ゴメンな。ウチのクラスHR長くて・・・外が急に騒がしくなって、聞いたらオマエが巻き込まれたって言うし・・・もっと早く駆けつけてやりたかったケド、現場騒然としてて、病院聞きだすのに時間かかった。」
そうとぎれとぎれに話す律は、息が上がっていて
病院を聞いて走ってきてくれたんだって分かって
胸がきゅんとした。


