「っ・・・乃乃、危ない」 ・・・・え? 大きく見開いた視界の中で、巨大なアーチがゆっくり倒れてきて 「きゃあ!!」 ぎゅっと目を瞑ると、どおんとお腹を奮わせるような大きな音がした。 そっと目を開ける。 尻もちを突いて投げ出していた私の足の先に、アーチが倒れていて、紙の装飾が風ではためいていた。 ・・・よ、よかった・・・ どうやら潰されずに済んだみたい。 ほっとして――― 地面に落ちた血に心臓が鋭く鳴った。 「・・・ヒロ兄・・・っ!!」