「ん。あれはちょっと・・・いや、かなりザンネン。」
本当に残念そうに言ったヒロ兄が私をぎゅっと抱きしめた。
・・・そんなにプリンスになりたかったのかな?
「俺も黒子猫欲しかった・・・。」
「・・・・・」
あんなの律だけかと思ってたのに・・・
マトモの塊だと思ってたヒロ兄の変態発言に、ちょっと引きました。
「乃乃はこれから打ち上げ?はしゃぐのはイイケド、あんまり羽目外しちゃダメだよ?」
「あー・・・うん。それなんだけどね、えと、私、律ン家に行くの。」
「え?」
「あぁっ、お兄ちゃんとか、ママに内緒だからねっ?」
お願いっ、そう言ってぱしっと手を打ち合わせた時
スカートを巻きあげるような強い風が吹いた。


