カノジョのお仕事★




横を向いてぶつぶつ文句を言っていると、王子様はチッと舌打ちした。




「ふん。まさか俺のコト知らねぇとは思わなかった。」


「あ。それはもう、分かった。」



「どっちだよ」と王子様が眉を顰める。







『大河内 律』クンの事なら知っている。





成績優秀、

容姿端麗、

スポーツ万能。



その上、親が社長をやってて大金持ちのおぼっちゃま。


ちなみに性格も良くって、

王子様って言われてる。






「―――て、噂は聞いたコトあったんだけど、同じ学年だけどクラスは違うし、いつもみんなに囲まれてるから、顔は見たコトなかったんだぁ。」







ベンチに座る王子様を見詰め、

納得―――――んんん?






「なんだその腑に落ちない顔は。」

「・・・いえ。なんでも・・・」