小吉は口に放り込んだ飴にホクホクしながら、やれやれと首を振った。
「全く性格の悪い王子様。んな意地悪して喜んでないで教えてやればいいのに。乃乃ちゃんカワイソーじゃん。」
「別に意地悪なんてしてないし、喜んでナイだろ?」
「メッチャ顔緩んでますけどー?二割増しくらいでヤニ下がってますけどー?」
「二割増しても、オマエのマジメな顔より何倍もマトモだけどなっ。てか、ヤニ下がってねーよ。」
小吉が呆れ顔をする。
「ったく。乃乃ちゃんに嫉妬丸出しで縋られたのそんなにウレシイの?」
「・・・・。別に?」
乃乃がプリグラの概要を知って、飛んできたのはついさっき。
昼休みに言ったときに反応が薄かったのは、その催しは知っていても内容まで知らなかったからだ。
そーでなくっちゃ、
俺がこんなバカげた催しに参加する意味がないってもんだ。


