===side彼氏===










「さて、小吉クン、問題です。目に見えない愛と言うものを計る手段はなんだと思う?」









俺の前の席に陣取る小吉に俺はニッコリ王子様スマイルで言った。

小吉はへばりついている飴の包みを開ける事に必死になりながら、どーでもよさげに答えた。


「んへー・・・?どぶに嵌ったカノジョにかける爽やか且つウェットに富んだフォローの言葉は何か?って・・・?」





「答えはネ。嫉妬だよ。嫉妬の大きさは愛に比例していると僕は思うワケだよ。」


「えぇっ、俺の必死のボケを笑顔でスルー!?お願いだから突っ込んで、リッツン!!サミシイじゃんッ!」




ウルサイ、小吉ダマレ。


大体カノジョがどぶに嵌った時とか、ンなコントみたいなシチュエーションあるわけな・・・・



・・・・・いとも言いきれないけど、

俺のカノジョに至っては。



だけどそんな話どーでもいいんだよ。