「律――――っっ!!」
「ぐはっ!!」
次の時間が特別教室だったのか、
廊下で見つけた律に勢い余って飛びついた。
背中に衝撃を食らってヘンな声を洩らした律が、ゆっくり振り返る。
あ。米神に血管浮き出てる。
でも廊下にヒトが一杯いるから、ニコリと優しい王子様仕様の笑顔。
「廊下走っちゃダメだろ?危ないよ・・・特に周りのヤツ等がな。」
「律ぅ、結婚しちゃやだぁ。王子の地位も名誉も捨てて平民になるって言ってぇ!!」
「んあ?律、結婚するん?」
隣にいた小吉クンが人事みたいに首を傾げた。
「ああ、あの話聞いたんだ?・・・でも生憎、出場取り消しは難しいかな。俺も乗り気なワケじゃないんだけどね。主催の生徒会からどうしてもって言われて断れなかったんだよ。」
「そんなぁ~」
「ねぇ、律、結婚するん?」


