「ええええっ!!!
聞いてないよぉ――――っ」
私の絶叫にメグちゃん、リコちゃんがにべもなく肩を竦めた。
「だってそれが世の常識ってもんでしょ。」
当日、グランプリでプリンスとプリンセスに選ばれた二人はカップルと認定され、みんなから祝福を受ける―――という設定。
勿論それはその日限りの形式ばかりのお話だけど。
夜にやるダンスパーティーなんかも二人の婚姻を祝う披露宴めいた演出で
当然プリンスはプリンセスと踊るし、ずっと一緒・・・。
「いやぁっ―――。
たとえ行事の演技でも律が他のオンナの子と結婚なんてぇ!!」
「はぁ・・・まだヤツが王子様になるなんて決まってないじゃない。」
「なるに決まってる!!律以外で王子様なんてアリエナイ!」
律が他の女の子と・・・
他の女の子と・・・
「うえぇーん!律ントコ行ってくる!!」
私は泣きながら律の教室に走った。


