カノジョのお仕事★




「オマエ、ホントバカだろ。こんな奴に簡単に騙されてんなよな。」

「だ、だって・・・それだけじゃないもん。あの日、律とママの話聞いちゃったんだよ・・・結婚指輪とか、婚約指輪とか言ってンの。」



「あ゛ぁっ!?アレ聞いてたんかよ!?」




にわかに顔が赤くなったのを自覚して手で覆う。

俺、ハズ・・・ッ!





「違う。あれは単なるババアの戯言だ。・・・結婚指輪ならもっとまともなモン用意するっつーの。」

「え?じゃあ・・・・」




そう言いかけて、何かを思い出したように乃乃は自分の手の中に視線を落とした。




「・・・開けてみてもイイ?」

「オマエにやったもんだ。スキにしろ。」




いそいそとリボンを解いた乃乃の顔がぱぁっと明るくなった。





「わぁ!!指輪っ。スゴクオシャレだぁ~っ!!」




二つのハートが絡み合うようなモチーフの指輪。

ピンクの石がちりばめられていて

シルバーやゴールドじゃなくてあえて真鍮でアンティーク調にしたのは




その方が乃乃に似合ってると思ったから。