「・・・・のやろ~」
「あたたっ・・・ごごごごゴメンナサイッ!」
平謝りする乃乃。
どうしてコイツはこうもソソッカシイんだ。
内心文句を吐きつつ、そこにいるのが信じられなくて
どう言葉をつづけていいのか戸惑っていて、
不意に視線が乃乃の手に止まった。
まるで子供が蝶を捕まえた時にそうするように合わせた掌から
やっぱり蝶みたいなリボンが覗いていた。
「これ、律だよね?」
「ああ。」
ちょっとホッとした。
突っ返されんのもヤダったからカードも何も付けなくて、
ひょっとしたら俺だって気付かないんじゃねぇかと思ったから。


