「「「略奪!?」」」
リコちゃんのトンデモ発言に素っ頓狂な声を上げた私達三人。
リコちゃんは至って穏やかに笑顔を浮かべて続けた。
「あら、そんな驚く事でもないわよ。聞けば、あの王子、乃乃に手を出そうとしたんでしょう?」
「ん・・・まぁ。あれは血迷ったんだと思うけどぉ。」
これまでカノジョのお仕事のご褒美でほっぺたとかにちゅーはしてくれたけど。
それ以上はしてくれなかったもんね。
律のカノジョに相応しいって認められたらちゅーしてくれるんだって信じてたけど。
・・・本当は違うんだって、今なら分かる。
私がどんなに頑張っても、フィアンセさんがいるから、多分律はする気なかったんだよね。


