律は私のコト好きじゃないのは知ってた。
だけど、他の子も好きじゃなくて。
そしたらそのどうでもいい女の子達の中で、それでもやっぱりカノジョの私はちょっとは特別なんだろうと勝手に思ってた。
実際ちょっとは特別だったかもしれない。
けど・・・・
フィアンセさんには全然敵わない存在なんだ。
「さっさと別れな!」
「いや、ちょっと待って!」
いきり立つメグちゃんに待ったをかけたのは遊人。
「俺の単なる同性の勘ってだけなんだけど、俺はあのヒト、本当に乃乃のことスキだと思うんだ。なんかワケがあるのかもしれないし、このまま別れちゃうのはどーかな。」
「はぁ!?ワケがあろうとなかろうと、乃乃を泣かせるヤツなんざ彼氏失格よ!」
「メグ、厳し過ぎ~。」
「あんたにメグ呼ばわりされる筋合いないわよっ!」
消しゴムを捏ねながらはぁっと溜息を吐く。
「とにかく、今、私どー頑張ればイイか分かんなくなっちゃったんだぁ・・・」


