「て!!!一応だろうが、彼氏だぞっ!?自分の彼女触って何が悪ぃんだっ。」






・・・あ。


気付いたら思わず口に出していて、小吉が呆気に取られている。


ぶはっ★




「あひゃひゃ、律、乃乃チャン襲って拒まれたん?王子様形無し~っ」

「ダマレ。今すぐギロチン台に送ってやる・・・」


腹を抱えて笑い転げている小吉に舌打ちする。



「でもまー、彼女そーいうのに疎そうだし?いきなり襲っちゃだめでしょ。」


るせ。

尤もなことをさも尤も言うな。

いきなりだろうが襲いたくなったんだからしゃーねぇだろっ。

俺だってそんなコト、アイツ相手に絶対ないと思ってたのに・・・・







昼休みに入って、随分時間が経ったのを確認して溜息を吐いた。

やっぱ、アイツ来ねぇ・・・



立ち上がった俺を見上げ小吉がニヤッと笑う。





「余裕のナイ王子様、新鮮~♪」




コイツ、
ホント、首絞めてやろっか・・・。