聞き慣れないけど、どっかで聞いたことのある声
きょとんとして後ろを振り向くと
「あ。王子様。」
昼間の王子様だ。
あれ?
私まだ夢見てるのかな?
「ちょっちょおっと。乃乃、何でアンタ、大河内律と知りあいなの?」
メグちゃんが驚いたように聞いてくる。
リコちゃんも驚いてて、周りを見れば女の子達がキャーキャー騒いでいた。
「見えてる・・・ってコトは幻覚じゃない。ってことはつまりこれはまるっと夢なんだ。」
「いや、夢じゃないけど・・・」
「うん。ふつーの夢でも夢じゃないって言うよね。と言うワケで夢でもイイの!ケーキバイキン――――ぐはっ!」
夢ならショーケース丸ごと喰い尽くしてやる~と飛び出して、首に回された腕に阻止された。


