「じゃ、とりあえずコイツ送ってくっから。ちょっと待ってろよ、ルナ。」 靴を履きながらそう言った律に、ルナさんがふふっと意味深に笑う。 「いいわよ。夜は長いんだから。ごゆっくり?」 ・・・ルナさんもしやお泊り? なんか、どう足掻いても届かないレベルの違いを見せつけられたようで 私は唇を噛み締めた。