てか、
これ、お母様の私服なの!?
廊下を歩く私は、恥ずかしさが先だって抜き足差し足・・・
泥棒かって!
そんな調子で辺りを伺いながら誰かがいそうなリビングまで来て、足を止めた。
律とママの会話が聞こえた。
「あぁ!?アイツ今から来るって?」
「あら?だってアナタが呼んだんじゃないの?」
「・・・あ~確かに呼んだことは呼んだけど・・・。」
「カノジョさんが来てるって言ったらすっ飛んでくるって!やっぱり興味あるわよねぇ~。」
「余計な事言いやがって。」
よりによって今日かよ・・・とぼやいた律にママさんがふふふっと笑った。
「いいじゃないの~。ルナちゃんとしっかり相談して決めなさいよぉ、大事な大事な結婚指輪♪」
「違うっつーの!」
「じゃ、婚約指輪♪」
「だから・・・」
そんな言い合いをしている二人が一瞬にして意識から遠のいた。
・・・結婚指輪?
ルナちゃんって・・・
誰デスカ?


