~~~ side 彼女 ~~~
仰け反ったトコロを律に支えられ、目に飛び込んで来たのは、女のヒト。
ぅわ~。カワイイ人だぁ。
年上は年上なんだろうけど、キレイと言うより、絶対カワイイなカンジ!!
「え、えーと・・・・律のオネェサンですか?」
一番無難な線で言ってみたら、きゃ~とはしゃぎだした。
「この子、イイ子!とってもイイ子~♪」
「目に見えた社交辞令を間に受けんな、みっともねぇ。てか、オマエも無責任にこんなオバンを舞い上がらせんな!」
「へ?オバサンって・・・」
「俺の母親だ。」
「うそぉ――――っ」