「オマエ傘は?」
「持ってなぁい!」
「とにかく走るぞ!」
乃乃を掴んで走り出す。
「オマエの日頃の行いが悪過ぎるからこんな目に会うんだぞ!」
「えぇ!?私の所為!?・・・とりあえずゴメンナサイ!」
バタバタと走ってようやく俺の家に到着した。
「ふわ~。ココが律の家!?キレイでおっき!」
「とりあえずここで服乾かしてけ。送ってくのはその後だ。」
そんな会話をしながら、ノブに手をやって、
・・・ん?開いてねーな。
ババァ、買い物かどっか行ったのか?
カギがかかってるのを知って、鞄からカギを取り出し玄関を開けた。
バスタオル・・・いや、
シャワー使わせた方が早いか・・・。
くしゅっと小さなくしゃみが聞こえて、視線を落とし
どきっと心臓が鳴った。


