自分のボケ突っ込みに溜息を零す。
あぁーホントムカツク、
最近こんなんばっかだ。
乃乃が関わると全部ぐちゃぐちゃになって、理路整然としていた筈の俺の世界が制御不能になる。
ホントにコイツ新種のウィルスか何かか?
お隣のお気楽カノジョは彼氏が頭を悩ませている事など気付くはずもなく、
鼻歌を歌いながら、時々勝手に話しかけてくる。
「いいなぁ~、律ン家、結構図書館に近い~。でも残念だぁ~。そーすると、ちょっとしか一緒にいられなぁい。」
「・・・・送ってくケド?」
「えぇっ!?でも私ン家もっとずっと先だよ!?律ン家通り過ぎちゃうよ?」
別にいい、と応えようとして、
俺はふと空に顔を向けた。
それに釣られるように、乃乃も顔を上げた。
途端―――
ざあ――――――――っ
「げっ・・・」
「ふぎゃあぁ~っ!」
いきなりバケツの水をぶちまけたような雨。


