それから乃乃がトイレから帰ってきて、
妙に俺に懐いた遊人に、仲良しさんになったと勘違いしてゴキゲン。
遊人には『乃乃のよさを理解出来る男同盟』の仲間に勝手に認定されたらしい。
だからなんで俺がオマエと分かり合わなきゃいけねぇんだって!
あーなんかイラつく。
「やったぁ、終わった!律のお陰だ、アリガトウ!」
ようやくプリントを終えて図書館を出た。
「ザンネン。俺だけ家コッチだ。今日はサンキュウ!じゃあね」
満面の笑みでそう言った遊人がブンブンと手を振りながら帰って行った。
俺と乃乃はソレとは反対方向。
チッ。
アイツのお陰で二人っきりの時間が短くなったじゃねーかよっ。
・・・・・
いやいやいや、
素で対応出来るコイツといるのは楽だって意味で、他意はねぇぞ。


