放課後。 今日発売の本があり、俺は本屋に寄っていた。 目的の本と、ついでに見つけた漫画を買って外に出る。 …今日は随分車が多いな。 そう思いながら歩いていた。 すると…、目の前を女の子が通りすぎた。 その子はぼーっとしてるのか、道路に向かって歩いている。 ――って… 「危ない!!」 「えっ?」 俺はとっさにその子の腕を引いた。 勢いで倒れてしまう。