で、え?なんだっけ?
星野さんの事をじっと見ながら言葉を待つ。
すると、星野さんは睨みつけるように俺を見た。
「別に、私に構わなくていいから」
………は?
星野さんはそれだけ言うと、つかつかと歩いて行ってしまった…。
1人残された、俺。
つか、待てよ。
私に構わなくていいから?
それって…
「拒否られた…?」
地味に、ショック。いや、地味なんてもんじゃないくらいショック。
なんでだ?
俺、星野さんになんかしたっけ?
身に覚えがないけど…。
それに怒ってるのか?
……とりあえず、明日また星野さんに聞いてみよう…。
に、しても…。
拒否とか今までになかったから、心にズシンとくるなぁ…。
俺は肩を落としながら、若葉館に帰って行った…―――。