「最後に、あれ乗ろうよ」

玲奈が指差したのは、

観覧車。


・・・

ということは・・・


智也と二人で乗ることになるんだよね。


あ~あ・・・

瞬と乗りたい。

私は、瞬の方を見た。


『こ・ん・ど・ふ・た・り・で・の・ろ・う』


口パクで、瞬が言った。

・・・

自然と笑みがこぼれた。


いつになったら、

こんな関係に終止符が打てるんだろう。

・・・・