「桃香」

「帰れよ。君は、桃香ちゃんを

ほったらかしにしておいた」


…我慢の限界。

「ダメだよ、瞬」

桃香の声に、動きが止まった。

…桃香には、オレの行動が分かるんだな。


「智也・・・瞬と二人にして？」

少し震えてる桃香の声に、

あいつも仕方ないといった感じで、

帰って行った。



・・・・

しばらく、沈黙が流れた。