貴方は私の―――




仕事で成功していた母さんの、仕送りのおかげで、お金には困らなかった。


だから、何も心配せず、私と駿はたくさんの事をした。


手始めに、駿の日用品や食器等を買いに行き。


料理を教え。


色んな事を語り合った。


そして、同居してから半年程経った頃。


『――好きだよ、梨乃』


『………うんっ』


お互いに惹かれあっていた私達は、付き合うことになった。