私の身体の上に乗り掛かる郁弥の瞳は物欲しげに私を見つめる。



「…郁弥の周りに居た女性は皆…キレイな人だから」


国貞社長だって、あの歳であの美しさを保っている。
私が国貞社長と同じ歳になった時。



あれくらいの美しさを保っていられるか自信がない。



「美人なんて…3日で飽きる…。珠希だって俺がどれくらいお前を愛してるか?わかってるだろ?」



「それはそうだけど・・・」



私のスーツの襟元を遊ぶように触れる郁弥の指先。



「昨日の夜の分も取り返すから…覚悟しろよ~」



「ええ~っ!?」