ホテルのスイートに入る頃には、私の身体は妙に火照っていた。



「珠希…美しさは内から出て来るモノでもあるんだ…」



「え、あ…」


優しいキスを繰り返しながら、郁弥は私の耳元で囁く。


「お前も…もう少し…自信持てよ」


郁弥のキスが深みを増してゆく。


自分の外見には少し自信がない。


郁弥の周囲にいた女性は皆、キレイな女性ばかりで…


私はどちらかと言えば、普通顔の女。


淡いピンク系の花柄のベットスプレットのしっかり張られたダブルベットへと押し倒す。