私はドキドキしながら、試着室のカーテンを開ける。



不機嫌な顔つきだけど…郁弥は両腕を組んで、待っててくれた。



「いつも着る…スーツより少しスカート丈…短すぎない?」


私と同じコトを思っていた。

郁弥の言う通り、衝動的に選んだしまったスーツ。


試着するとスカート丈が凄く短いのに気づいた。



これはちょっとマズイ思い、必死にスカートの裾を引っ張って長く見せようと頑張った。


でも無駄な努力。短いスカートは長くならない。


「…まぁーお前が選んだスーツだし…俺は別にいいけど」



「え、あ…」