夕利のメールにもまたまた、驚く。


雄太のコトで郁弥に相談に乗ってもらっただけとか…
誤解を招くような電話の仕方してゴメンと絵文字で謝罪。



「・・・」



私たちはしなくていい喧嘩をしたみたい。

私の昨日の涙は無駄な涙だったってコト?



「どうしたの?珠希ちゃん。泣いてたの?瞳が偉く充血してるよ」


「え、あ…」



烈さんは私の紅い瞳を見つめる。
彼には誤魔化しはきかなかった。



「昨日、郁弥と喧嘩した?」



「少し…でももう…仲直りしたからいいんです」


私はケータイを操作して、メールBOXを閉じる。