こうして、俺の朝が本格的に始まった。



珠希と一緒に珠希の作った朝食を食べる。


俺の目の前に座る珠希。


フランスの土産に購入したエルメスのペアマグでコーヒーを飲む。


俺と同じで珠希もコーヒーはブラック。



毎日、見ていても飽きない妻の顔。



「また、見てる…」
珠希の呆れた口調。


「だって~可愛いんだもん。ずっと見てても飽きない…珠希の顔は」
俺が珠希に見惚れるのは日常茶飯事。



「郁弥ったら~」