「おはよー」


俺は珠希の右肩を抱いて、頬にキス。



「もおっー郁弥!?」


珠希は頬を染めて、嫌がる。
その反応がいっそ、俺の本能をそそらせた。


頬の次は唇にキス。


柔らかい珠希の唇の感触を味わうように、強く吸いつく。



「・・・たくっ」


キスの後、漏れる珠希の呆れる声。


「新婚なんだから、いいだろ?」


「…ともかく、早く起きて」


珠希は強引に俺の手を解き、先に寝室を出て行く。