自分が好きでいたい。 自分らしく生きていたい。 少なくてもいいの。 その証を刻みたいから 死ぬことは覚悟している。 生に拘りはもはや何もない。 気がかりなのは慧君のことだけ。 いつでも、慧君だけ。 慧君に想いが伝わってほしい。 私を見てほしい。 アノときの約束を果たしたい。 願いはそれだけなの……に、 空回りしちゃう私なんだけどねえ……。 あはは…と心の中で乾いた笑いをする自分がいた。