雫-シズク-

今一人でいることの方が夢みたいで、僕は目をつぶったまんますぐそこにいる三人に向かって腕を伸ばした。


きっと、お父さんとお母さんに届くよね?


でも腕はすかすかして、ほんのちょっともさわれない。


こんなに近くにいるのに……。ねぇお父さん!ねぇお母さん!僕に気付いてよ……!


まっくらいベットで天井に腕をふらふら伸ばした僕は、あったかそうな三人を見ながらそのまんま眠ってしまった。