雫-シズク-

ぶっきらぼうに言った理恵さんの大きな笑い声がする。


せいしんかって、なんだろう……?


僕にはなんのことを話しているのかよくわからなかった。




掃除が終わって部屋に戻ろうとした時、指導員室から出てきた桜井さんに呼び止められた。


「圭介くん、今日からお風呂は葵くんと一緒に入ってもらうから。葵くんにも伝えておいてね」


「……はい」


そして部屋に戻ると、葵さんはタンスを開けてなにかしていた。


僕が来たのに気付いてかくすみたいに急いで閉めたから少し気になったけど、僕はそのまんま桜井さんから言われたことを葵さんに伝えた。