ゆっくりと後ろへ傾いた葵さんの体を倒れる寸前で抱きかかえた俺は。
無心で深くえぐられてぱっくり開いた首の傷を強く強く押さえ付けていた。
「……っ!!……いさんっ!!」
誰かが、叫んでる?
「……嘘だよぉ!!……こんなの絶対おかしいよぉ!!」
耳に届くそれが自分の声だと気付くまでにしばらくかかった。
「血がっ、こんなに血がっ!!くそっくそぉっ止まらないぃっ!!葵さんお願い死なないでぇ!!」
体のどこにこんなにもたくさんの赤黒い液体が入っているのか、信じられなかった。
俺達の全てをほんの一瞬で赤く染め上げてしまったのにまだ足りないのだろうか。
押さえても押さえても指のすき間から噴水のようにごぽごぽと湧き出す血液が、どうしても止まらない。
ああ、葵さんの命が、流れ出していく。
無心で深くえぐられてぱっくり開いた首の傷を強く強く押さえ付けていた。
「……っ!!……いさんっ!!」
誰かが、叫んでる?
「……嘘だよぉ!!……こんなの絶対おかしいよぉ!!」
耳に届くそれが自分の声だと気付くまでにしばらくかかった。
「血がっ、こんなに血がっ!!くそっくそぉっ止まらないぃっ!!葵さんお願い死なないでぇ!!」
体のどこにこんなにもたくさんの赤黒い液体が入っているのか、信じられなかった。
俺達の全てをほんの一瞬で赤く染め上げてしまったのにまだ足りないのだろうか。
押さえても押さえても指のすき間から噴水のようにごぽごぽと湧き出す血液が、どうしても止まらない。
ああ、葵さんの命が、流れ出していく。


