「……はなせよぉ」
聞き取れないくらい小さな声を出しているくせに、俺の力じゃびくともしない腕。
どうにか葵さんからナイフを奪い取ろうと握りしめた腕を死に物狂いで引っ張った。
でもその細い体から想像もできない力で抵抗してくる。
もうなにも考える余裕のなくなった俺は、うわ言のように同じ言葉を繰り返していた。
「どうして……!どうして、どうして、どうしてぇ……!」
そんな俺にぼんやりした葵さんが呟く。
「……なぁ、死にたいんだよぉ。前からここ出てく時に、終わらせようって決めてたんだよぉ……。だからぁ、止めんなってぇ……」
ろれつの回らないその言葉から狂気が満ち溢れている。
「そんなの俺が許すと思ってるの!?嫌だ!!絶対に絶対に許さない!!」
聞き取れないくらい小さな声を出しているくせに、俺の力じゃびくともしない腕。
どうにか葵さんからナイフを奪い取ろうと握りしめた腕を死に物狂いで引っ張った。
でもその細い体から想像もできない力で抵抗してくる。
もうなにも考える余裕のなくなった俺は、うわ言のように同じ言葉を繰り返していた。
「どうして……!どうして、どうして、どうしてぇ……!」
そんな俺にぼんやりした葵さんが呟く。
「……なぁ、死にたいんだよぉ。前からここ出てく時に、終わらせようって決めてたんだよぉ……。だからぁ、止めんなってぇ……」
ろれつの回らないその言葉から狂気が満ち溢れている。
「そんなの俺が許すと思ってるの!?嫌だ!!絶対に絶対に許さない!!」


