ざらざらにさび付いた自転車は俺の体重でぎぎぎっと軋み、うるさいくらいの音を立てて進み出す。
そんなに広くない地域だけど自転車をこいでは降りてを繰り返すと意外と時間がかかり、配達を終えて店に戻る頃には辺りはすっかり明るくなってしまう。
自転車を店の横に停めてドアを開けると、待っていた大宮さんがいつものように出迎えてくれた。
「ご苦労さん。茶でも飲むかい?」
「……いえ、帰ります。お疲れ様でした」
素っ気なく店をあとにして、明るくなった空を見上げながら学園へと歩き出す。
大宮さんは嫌いじゃないけどどう接したらいいのかがよくわからない。
それは大宮さんだけじゃなく葵さん以外の全ての人間に感じるものだった。
自分が誰かと笑顔で話すイメージも湧かないし特に必要にも思えないから、あまり気にはしていないけど。
そんなに広くない地域だけど自転車をこいでは降りてを繰り返すと意外と時間がかかり、配達を終えて店に戻る頃には辺りはすっかり明るくなってしまう。
自転車を店の横に停めてドアを開けると、待っていた大宮さんがいつものように出迎えてくれた。
「ご苦労さん。茶でも飲むかい?」
「……いえ、帰ります。お疲れ様でした」
素っ気なく店をあとにして、明るくなった空を見上げながら学園へと歩き出す。
大宮さんは嫌いじゃないけどどう接したらいいのかがよくわからない。
それは大宮さんだけじゃなく葵さん以外の全ての人間に感じるものだった。
自分が誰かと笑顔で話すイメージも湧かないし特に必要にも思えないから、あまり気にはしていないけど。


